リハビリテーション科
リハビリテーション科

日本橋病院におけるリハビリテーションの目的は、「患者様お一人おひとりの回復を最大限に支援する」ことです。この目的を達成するため、充実したリハビリテーション体制を整え、日々の治療に取り組んでいます。
75床に対してセラピストが約10名所属しており、手厚い人員配置を実現しています。これにより、患者様一人ひとりにきめ細やかなリハビリテーションを提供できる体制です。9名が専任療法士、1名は現役の大学教員が技術指導者として在籍。
私たちは、リハビリテーションの「質」の向上にも力を入れています。神経障害理学療法を専門とする現役の前記の大学教員の指導をはじめ、各種資格の取得、学生指導、症例報告会や各種研修会への参加を通じて、常に知識のアップデートを図っています。また、運動量増加機器の導入、VF検査(嚥下造影検査)、手足のこわばりに対するボトックス治療、栄養サポートチームへの参画など、患者様へ提供できる治療の幅を広げ、実践的なリハビリテーションの構築に取り組んでいます。
気管切開や人工呼吸器の使用、経鼻栄養、意識障害などにより、回復期病院への転院が難しい重症患者様への積極的なリハビリテーション提供も当院の大きな特徴です。重症の患者様に運動負荷をかける事はリスクを伴います。この課題に対し当院では、セラピストだけでなく、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士等を含めた多職種によるカンファレンスを「毎日」開催する事で課題解決に取り組んでいます。各専門分野のプロフェッショナルが、それぞれの専門領域にとらわれることなく、一丸となって個々の患者様と真摯に向き合い、討議することで、より安全でかつ効果的なリハビリの提供を目指します。
当院では、急性期病院としての40年以上の経験を活かし、「重症者医療」と「リハビリテーション」という2つの分野の狭間で治療にお困りの患者様やご家族様にも、安心して治療を受けて頂けます。
人工呼吸器や経鼻栄養の使用等で、回復期病院を断られた、言い換えれば「望まれず」当院へ転入されてきた患者様を、当院で人工呼吸器の離脱、経口摂食を達成し、回復期病院へ転出させる。それが当院リハビリテーション科の役割です。
また、残念ながら前段の役割を果たせず、長期療養となってしまった患者様へもリハビリテーションの提供の手をゆるめる事はありません。なぜなら、痙性による拘縮を予防・改善すればオムツ交換時の疼痛が軽減し、頚部の筋が整えば誤嚥の回数は減ります。車椅子へのトランスファーを実施することで褥瘡予防・改善、覚醒状態の改善が期待できます。これらは劇的な「数値の改善」には繋がりにくいかもしれません。それでも、患者様・ご家族様の笑顔の瞬間を増やし、QOL(生活の質)の向上を図る事はリハビリテーションの重要な役割だと考えているからです。
当リハビリテーション科には、三次救急病院、回復期リハビリテーション病棟だけでなく、訪問・外来リハビリテーション、介護老人保健施設など、幅広いフィールドで臨床経験を積んだリハビリ専門職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が在籍しております。スタッフはそれぞれ、介護支援専門員(ケアマネ)資格の取得をはじめとした関連領域の研鑽にも積極的に取り組み、地域におけるシームレスな支援体制の構築を推進しています。
患者様及び、ご家族様が抱える、急性期から回復期・生活期に至る各段階での不安や課題――たとえば、リハビリの方針、在宅復帰後の生活設計、介護保険の利用方法など――について、専門的な視点から多角的に支援致します。どうぞお気軽にご相談ください。地域の皆様のQOL(生活の質)向上に貢献できるよう、今後も高度なリハビリテーション医療の実践に努めてまいります。
医師 2名
理学療法士 5名
内
登録理学療法士 2名
脳卒中認定理学療法士 1名
基礎理学療法専門理学療法士 1名
作業療法士(OT)2名
言語聴覚士(ST)2名
省略
2026年2月5日現在 ※非常勤スタッフ含む
満床率・入院期間等によっても異なるので一概にはお答えできません。
当院のリハビリテーション科では患者様の状態に合わせて柔軟に単位数を調整しながら介入させて頂きます。基本的には入院間もない方が優先となりますが、長期療養の方のリハビリがなくなる事もありません。一週間あたり、1~36単位程度となります。
